口腔機能低下症
- 2026年9月11日
- お口と歯の情報
「最近、食べ物が噛みにくい」「食事中にむせることが増えた」「口が乾きやすい」「滑舌が悪くなった気がする」
この様な変化を感じていませんか?
年齢のせいだから仕方ない、と感じている方も多いですが、
実はその症状は『口腔機能低下症』のサインかもしれません。
近年、歯科医療の現場でも注目されている病気のひとつで、放置すると食事や会話だけでなく、
全身の健康にも大きく影響することがわかっています。
今回は、『口腔機能低下症』とはどのような状態なのか、
症状や原因、予防方法についてわかりやすくご紹介します。
口腔機能低下症とは
加齢や生活習慣、全身の健康状態の影響によって、お口の機能がすこしずつ低下している状態を指します。
一見、些細な変化に見えるかもしれませんが、そのままにしておくと食事量の減少や栄養バランスの偏りにつながり、
全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。
具体的には、
・噛む力の低下
・舌や唇の動きの低下
・飲み込む力の低下
・唾液の減少
・口の清潔状態の悪化
など、様々な機能が複合的に弱くなっていきます。
以前は『年齢による自然な衰え』と考えられていましたが、
現在では早期発見・早期対応が大切な❝病気❞として位置づけられています。
次のような症状がある方は注意が必要です👇
・硬い物が食べづらくなった
・食事中や飲み物でむせやすい
・口の中が乾きやすい
・滑舌が悪くなったと感じる
・食べこぼしが増えた
・以前より食事に時間がかかるようになった
これらが複数当てはまる場合、口腔機能低下症の可能性があります。
早めのチェックと対策が大切です。
なぜ起こるのか❓
口腔機能低下症は、様々な要因が重なって起こります。
主な原因としては加齢による筋力低下や歯の本数の減少、噛み合わせの変化などが挙げられます。
また、唾液の分泌量が減ることで口腔内が乾燥し、食べ物が飲み込みにくくなることもあります。
さらに、舌や頬の動きが鈍くなることで食べ物をうまくまとめたり送り込んだりする力も低下してしまいます。
放置するとどうなる❓
口腔機能の低下をそのままにしておくと、やわらかいものばかりを選ぶようになり、噛む力はさらに衰えていきます。
その結果、食事量が減少したり、栄養価の高い物を摂取出来なくなってしまい、低栄養や体力低下を招く可能性があります。
また、飲み込む力の低下は誤嚥につながり肺炎のリスクを高めることも知られています。
お口の機能は、全身の健康と密接に関わっているのです。
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今日からできる予防と改善
口腔機能低下症は、早期に気づいて適切なケアを行うことで予防・改善が可能です。
まず大切なのは、よく噛んで食べる習慣です。
やわらかいものばかりではなく、適度に噛み応えのある食品を取り入れましょう。
噛む回数を意識するだけでもお口の筋肉のトレーニングになります。
次におすすめなのが、お口の体操です。
『あ・い・う・べ体操』や『パタカラ体操』、
舌を前後左右に動かしたりすることで、口周りの筋肉を鍛えることができます。
毎日少しずつ続ける事が効果的です。



また、唾液の分泌を促す事も重要です。
こまめな水分補給や、ガムを噛むこと、耳の下や顎の周りを軽くマッサージすることも効果があります。
🦷歯科医院でのサポート🦷
歯科医院では、口腔機能低下症の検査や評価を行い、状態に合わせたトレーニングや治療の提案を行っています。
歯や義歯の状態を整えることも噛む力の維持には欠かせません。
『まだ大丈夫』と思っているうちに、機能は少しづつ低下していきます。
だからこそ違和感を覚えた時点での受診がとても重要です。
まとめ
口腔機能能低下症は、誰にでも起こりうる身近な問題です。
しかし、日々の意識と適切なケアによって進行を防ぎ、改善することができます。
いつまでも美味しく食事を楽しみ、健康な生活を送るためにも、お口の機能に目を向けてみましょう。
定期健診時は、虫歯や歯周病だけでなくお口の機能もチェックしています。
気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
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