親知らずは抜いたほうがいいの?
- 2023年2月17日
- 治療
皆様こんにちわ😊
先週は雪が降りその後も寒い日が続いていますね⛄
節分が終わり引き続きひな祭りの塗り絵を塗っていただいています🎎
今回は親知らずについてお話していきたいと思います🦷
皆様ご自身で親知らずが生えてるか、埋まっているかなど気になったことはありませんか?
親知らずは生えてくる年齢だったり生え方が様々ですので、詳しくお伝えしていきたいと思います!
親知らずとは・・・
前歯の真ん中から数えて8番目の歯で、奥歯の中で最も後ろに位置する永久歯です。
【第三大臼歯】が正式な名称で【智歯】とも呼ばれます。
生えてくる年齢は・・・
永久歯は15歳前後で生えそろいます。
しかし親知らずは、10代後半から20代前半ごろに生えてくることが多く、ほかの歯に比べて遅いのが特徴です。
30代や40代以降で生えてくる方もいるので、生えてくる年齢には個人差があります。
生え方の種類
・まっすぐ生えてくるタイプ
他の歯と同じようにまっすぐ生えている状態です。
・横向き・斜めに生えてくるタイプ
横向きか斜めに生えている状態です。
まっすぐ生えていないので一部分だけしか目では確認できません。
この状態だと歯磨きがとてもしにくいため、虫歯や歯周病のリスクが高く体の抵抗力が落ちた時に細菌が急増し炎症を起こす智歯周囲炎になってしまうことがあります。
智歯周囲炎になると歯茎がはれたり痛みを感じることがあります。
また手前の歯との間に磨き残しが多くなるため、手前の歯の虫歯のリスクも高くなります。
・歯茎の中に埋まっているタイプ
完全に歯茎の中に埋まっている状態です。
目視で確認することはできないので、レントゲンを撮った時に発見されることがほとんどです。
完全に埋まっている状態なので汚れがたまることもなく虫歯や歯周病のリスクは低いです。
・逆さ向きに生えているタイプ
逆さに生えているので口腔内には出ずに完全に歯茎の中に埋まっている状態です。
歯茎の中に埋まっているタイプと同様に虫歯や歯周病のリスクは低いです。
親知らずを抜いたほうがいいケースは?
・周囲の歯茎が炎症(智歯周囲炎)を繰り返している
・親知らずが虫歯になってしまった
・生えてる方向がまっすぐでない
・親知らずが原因で周囲の歯が虫歯・歯周病になってしまった
・咬み合う歯がない・正しい咬み合わせができていない
・歯並びに悪影響を与えている
上下ともきれいにまっすぐ生えていて咬み合っている場合は抜く必要はありません。
抜歯するタイミングは?
親知らずが生えてきてリスクが高い親知らずの場合は、抜くことをおすすめすることがあります。
むし歯や歯周病のチェックと一緒に親知らずの抜歯時期もご相談ください。
リスクが高い親知らずを放置すると・・・
虫歯や歯周病が進行しやすくなり口臭の原因になったり、横向きや斜めに生えていると隣の歯を押してしまい歯並びに悪影響を与えることがあります。
歯並びが変わるとかみ合わせも悪くなり、顎関節症になりやすくなってしまうことがあります。
親知らずはきれいにまっすぐ生えている方もいれば、横向きに生えていて一部しか見えていない方もいます。
上下左右で生え方が違う場合も多いです。
当院では親知らずの有無・生え方等を確認させていただき抜いたほうがいい場合はご説明させていただいております。
またリスクが少ない親知らずも定期的に検診を受けていただくことをオススメします。
親知らずは一番奥で磨きにくい位置にあり、まっすぐ生えていても他の歯より虫歯や歯周病のリスクは高いです。
定期的にクリーニングをして親知らずの状態を確認し、磨き方の指導を受けていれば抜かずに健康な状態を維持しやすくなります。
親知らずで何か気になることなどありましたら、気軽にご相談ください✨