永久歯|KIKIデンタルクリニック|江戸川橋・神楽坂・飯田橋の歯医者

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永久歯

数回に分けてお話させて頂いていましたが、今回が最後の「永久歯」についてのお話しとさせて頂きたいと思います。

永久歯とは・・・

永久歯とは大人の歯のことです。
生え変わりをしない、生涯使って行く予定の大事な大事な歯です。

構造上の違いはありませんが、乳歯と比較するととても頑丈で、永久歯のエナメル質と象牙質の厚みを計測すると、
乳歯とは2倍の差があると言われています。

6歳前後になると下の前歯(乳中切歯)が抜けて、乳歯の一番後ろの歯の奥から永久歯が生えてきます。

一番後ろから生えてくる歯を第一大臼歯と言い、よく6歳臼歯とも言われます。

6歳臼歯は乳歯の一番奥にそっと生えてくるため、生えてきたことに気づきにくく
生え始めに歯肉の炎症を起こしてしまったり、むし歯になりやすいです。

しかしとても重要な歯なので、背が低く磨きにくい状態の時期もありますが注意して磨くようにしましょう。

 

上の図の様に生え始めは一部分だけが見えていて、残りは歯肉の下に隠れてしまっています。

生え始めてしまうと隠れていても、歯肉と歯との間に菌や磨き残りが入り込んでしまいます。
また、今まで無かった所から生えてくる歯なので、お子様本人では磨き残しやすかったり、
特に内側の仕上げの時に嘔吐反射が出やすかったりしてしまう事もありますので、

1本分の小さな歯ブラシ(タフトブラシ)の併用もお勧めします。

 

 

次に上の前歯(乳中切歯)が抜けて永久歯に生え変わります。

私の場合は、小学校の入学式前に抜けたので、入学式の時の写真は前歯無しでしたが、抜け代わりの時期はとても短いので、
歯の無い時期の貴重な写真が残っていて、とても微笑ましく思っています。

平均的に6~9歳ごろになると前歯から生え変わりがスタートし始めます。
続いて、小臼歯といって、乳臼歯の代わりになる小さめの奥歯が生え変わり、
犬歯と続く事が多いです。

中切歯→側切歯→第一小臼歯→第二小臼歯・犬歯→第二大臼歯

14歳ごろにすべての乳歯が抜けて永久歯に生え変わっていく事が多いですが、生え変わりは個人差があり萌出してくる順序も、年齢もそれぞれです。

もし心配な事があれば、お気軽にご相談ください。

また、この時期、顎の大きさや、歯の大きさ等で歯並びに不安が出てくるお子様もいらっしゃるかとは思いますが、
当院では矯正担当医師による、無料矯正相談会を定期的に開催させて頂いております。
お子様の生え変わりに合わせて、こちらから相談のご案内をさせて頂く事もありますし、何か心配な事があれば、
随時対応させて頂きますので、併せてご相談下さい。

親知らずとは・・

第三大臼歯や智歯とも呼ばれ、一般的に4本あります。
親知らずと一般的に言われるのには、「親が知らないうちに生えてくるから」という由来があるそうです。

10代後半から20代前半に生えてくることが多いといわれていますが、もっと遅くに生えてきたり、
中には親知らずがもともとない、もしくは4本そろっていないという方もいらっしゃいます。

また、しっかり生えてくる事が出来る場合だけでなく、横を向いて生えてきてしまったり、頬に向かって生えてきてしまったり、
埋まったまま出て来ない場合もあります。
ただ埋まったままであれば良いのですが、智歯周囲炎といって歯肉に炎症を引き起こしてしまう事もあります。

むし歯になってしまったり、何か症状が出る事があれば受診をおすすめします。

口腔内診査し、必要があればレントゲンで親知らずの位置やむし歯の大きさを確認ささせていただきます。

抜歯が必要かどうかもあわせて診査させていただきます。

冒頭にも書かせて頂きましたが、永久歯は生え変わってからずっと使っていく歯です。
平均寿命が長くなり、日々のお食事、生活で必ず使いますので、少しずつ、少しずつ、歯自体に傷がついたりしてきてしまいます。

定期的なメンテナンスで、1日でも長く、1つでも多くの歯を失ってしまう因子を取り除いていく事が大切かと思います。