むし歯になりにくくなるコツ✨
- 2022年12月8日
- お口と歯の情報
皆さま、こんにちは。
12月に入り、今年も残すところ1か月となりました。
年末に向けて大掃除をしたり、お正月の準備をしたりと忙しい時期になりますね。
子どもたちが楽しみにしているクリスマスまであと少しとなり、当院でもクリスマスの飾り付けをしています🎄
歯ブラシを持ったサンタさんやクリスマスツリーも飾っていますので、ご来院の際にはぜひ見てみて下さい😍
年末年始は家にいることが多くなり、家にいるとついだらだら何か食べたり飲んだりすることが増えてしまいませんか?
皆さん、一度は「甘いものをばかり食べているとむし歯になる」と言われたことがあると思います。
それほど砂糖を含んでいなくても、私たちが日常何気なく飲んでいる飲み物や食べ物が、むし歯の原因となることがあります。
どのようにしたらむし歯になりにくいのか、お話していきたいと思います。
“pH値”が低い物を頻繁に摂取すると、口腔内が酸性に傾き歯が溶けやすい口腔内環境となり虫歯になりやすくなってしまいます。
pHとは・・・
液体を酸性・中性・アルカリ性に分類するための尺度です。
数値は通常1~14まであり、7がちょうど真ん中で“中性”、7より小さいと“酸性”、7より大きいと“アルカリ性”に分類されます。
歯のエナメル質が溶け始めるのはpH値5.5程度からとされています。
炭酸飲料や栄養ドリンク・スポーツドリンク、乳酸菌飲料などpH5.5以下となり歯が溶けやすい飲み物のため注意が必要です。
また食事や甘いものなどを食べたりしても 口の中のPHは低くなり、酸性に傾きます。
酸性の時間が長いと歯の表面が溶けやすくなっていきます。
ダラダラと酸性の飲み物飲んだり食べたりしていると、唾液の酸を中和させる力が追いつかなくなり、歯の表面からミネラルが奪われて虫歯へと進んでしまいます。
しかし飲食を2.3時間しないと唾液が口腔内を中和させてくれるのです。
通常食事と食事の間をなるべく長くしてあげると、唾液の働きにより口の中を中性に戻してくれます。
1日3食の場合〈唾液や歯磨きで細菌や酸を洗い流し、元に戻っている時間が長い〉
飲食の回数が多い場合〈中和される時間がわずか〉
一緒にむし歯になりやすいお菓子についてもお話していきます。
糖分が多く、食べた後も歯にくっつき食べかすが残りやすいキャラメルやグミ・チョコレート・クッキー、また長時間お口の中にあるアメなどはむし歯になりやすいです。
またアイスクリームやプリン・ゼリーなどは甘みはありますが、口の中をさっと通り長い時間口の中に留まらないので、あめやキャラメルなどに比べるとむし歯になりにくいと言われています。
子どもはお菓子が好きですし大人も疲れたりすると甘いもの食べたくなることありますよね。
実は私も私の子どももお菓子が大好きなんです🍫
ただ時間を決めずに食べたいときに食べるのはむし歯になりやすくなってしまいますので、一日一回など時間を決めて食べるようにしています😋
酸性の飲み物を飲む場合は、ゆっくり飲むのを控え、次に飲むまでの時間をなるべく空けることをおすすめします。お茶やお水はPHが中性に近いためむし歯になりにくいおすすめ飲料です。
またお菓子などもおやつの時間を決めて 中和されてる時間をなるべくながくつくることが虫歯になりにくくなるコツです。
むし歯予防のためには食べたものが歯に残らないようにする歯ブラシももちろん効果的です💡
外出先で歯磨きが出来ないときなどは、食事や飲み物を飲んだ後に、お茶や水を飲んで糖分を流したり、うがいをしたりするのも効果的です。
今回はむし歯になりにくくなるコツ(食べ物・飲み物)のお話をしました!
ぜひ参考にしていただければと思います。