歯ブラシ いつ交換していますか?
- 2024年2月29日
- ホームケア
毎日の日課でもある歯磨き、皆さん頑張って頂いているかと思います。
ところで、歯ブラシの寿命って・・・・いったいどの程度なのでしょうか。
外出されているとお昼は難しかったりするかと思いますが、大半の方が朝・晩は歯磨きされているかと思います。
そのなかで、具体的な歯ブラシの交換のタイミングって、いつもどうされていますか?
気が付いた時に変えていらっしゃいますか?
それとも、具体的に「いつ頃」と決めて交換されていますか?
市販されている歯ブラシの寿命
皆さんは、いつも歯ブラシをどこで購入されていますか?
ドラックストアやスーパーマーケット、ネット通販・・・
最近では色んな場所で歯ブラシを購入する事ができます。
実は、市販されている、一般的な普通の歯ブラシの大半の寿命は約1か月程度と言われています。
ではその理由は何でしょう・・・
理由①
1か月ほど経過したタイミングで毛先のコシが無くなり、機能自体が低下してしまいます。
また、歯磨きの時に力が入ってしまっている方は歯ブラシの毛先が広がり始めているかも知れません。
そうなると、磨いているのに、汚れが落としきれない状態になってしまいます。
毛先がしっかり歯に当たらなかったり、過剰な力が入りやすくなり、歯肉に傷をつけたりもしやすくなってきます。
実際に、毛先の機能が低下した歯ブラシだと、汚れを落とす機能が6割ほど下がってしまうというデータが過去に発表されています。
歯ブラシを大きく動かした磨き方では、過剰な力が入りやすいので、ゴシゴシ磨きをされている方や、
歯ブラシを噛んでしまう傾向にあるお子様の場合、実際は1か月より前に毛先が広がってしまっている事もあるかと思います。
理由②
一般的な歯ブラシの毛先はナイロンで出来ている為、この時期から菌の繁殖が増えてしまうと考えられています。
歯ブラシを清潔に長持ちさせる方法ってあるのでしょうか?
歯ブラシを長持ちさせるポイントとして挙げられる点をいくつかご紹介します。
その① 菌が繁殖しにくい歯ブラシを選ぶ
当院で扱っている クラプロックスは毛先の繊維が特殊なクレーン繊維で出来ています。
この繊維が一般的な歯ブラシの毛の素材であるナイロンと比較すると、水を含みにくく乾きやすい性質があるので、
毛束の量も市販のものと比較すると多いにも関わらず、3か月ほど使用して頂けます。
しかし、この歯ブラシは、毛先が特殊な繊維なので、少し柔らかめです。
使う時にブラッシング圧がかかってしまうと、早い段階で毛先が広がってしまいやすくもあります。
使い方にコツがありますので、クラプロックスにご興味ある方には実物サンプルと一緒にお話しさせて頂ければと
思います。
その② 使い終わった歯ブラシをしっかり洗い流す
歯ブラシを清潔に保つ為に、使用後に歯ブラシに付着した汚れを落とす必要があります。
特に毛束の根元の部分に食べかすが挟まっていないか確認しながら、挟まってしまっている場合は
強めの流水での洗浄や、指でのもみ洗いを行い、よく洗い流してあげてください。
その③ ブラシの保管方法
湿度の高いジメジメした場所では、菌が繁殖しやすい傾向にありますので、
綺麗に洗った歯ブラシの水分をペーパータオル等でふき取り、風通しの良い場所に立てて保管するようにしてください。
また、1つのコップに複数の歯ブラシを立てて保管されている場合は、歯ブラシ同士の接触で、水分や菌を付着させてしまう事も
考えられますので、1本ずつ保管される事をお勧めします。
洗面台の歯ブラシたてに保管されている場合も、ご家族の他の歯ブラシと接触させないようにしてみてください。
日々の生活に欠かせない歯ブラシですが、洗った後に水気を取ってあげる事までは、
私自身も、特に朝などは時間に追われがちで、なかなか出来ていない事が多々あります。
しかし、少し注意するだけで、菌の繁殖が多少でも抑制出来ますので、
頑張って習慣づけしていかないといけないなと思っています。
毎日の事で大変な日もあるかと思いますが、出来る事、できる範囲の事から、一緒に頑張りましょう!