乳歯・永久歯の生え方について🦷
- 2023年5月22日
- 小児歯科
皆さま、こんにちは✨
クリニックでは梅雨にむけてカタツムリやアジサイ、カエルの塗り絵をはじめました。
入り口の壁ある緑の樹にいろんな色のカタツムリやカエルが集まって来て、アジサイも華やかに咲いてくれています!
今日から数回に分けて乳歯と永久歯についてお話していきたいと思います💡
乳歯が生えてくる順番や時期、永久歯に生え変わる順番や時期はお子さんそれぞれではありますが、
一般的な生えてくる時期や順番・生え変わる時期や順番のお話をしていきたいと思います。
まず乳歯とは・・・
乳歯とは子どもの歯のことです。
生後6か月ごろから生え始めることが多く、2歳半~3歳ごろにはすべての乳歯が生えそろいます。
生えそろうと上下あわせて20本になります。
初めに生えてくるのは下の前歯(乳中切歯)が一般的です。
その次に上の前歯2本(乳中切歯)、上下両どなり(乳側切歯)が生えてきます。
前歯の上下8本が生えそろうと、次は奥歯が生えてきます。
乳中切歯→乳側切歯→第一乳臼歯→乳犬歯→第二乳臼歯の順番で生えることが多いです。
また歯が生えるころには、歯茎がむずがゆくて触ったり、機嫌が悪くなったりすることがあります。
歯がためを使う時期ですね。
例え乳歯でも生えてしまえばむし歯になってしまう可能性がありますので、
嫌がってしまうお子さんが多いですが、歯磨きを少しずつ始めてあげてください。
どんな歯ブラシを使うのか
まだ数本のうちはガーゼ等で拭清して頂くだけでも構いません。
また、赤ちゃんの歯磨きとして、こういった物も市販されています。
☆注意して磨いてあげてほしい場所
・歯と歯肉の境
・歯の裏側
離乳食が始まったら特に注意が必要になります。
前歯の裏側はスプーン状に窪みがありますので、特に上は汚れが停滞しやすくなってしまいます。
また、立ち上がれるようになっても寝かせて磨いてあげてください。
保護者のひざの上に寝転がせて磨いてあげるのが理想的です。
嫌がって暴れてしまうお子さんは足を上手く使って抑えてあげれると良いのですが、
抑える、磨くを分担し、協力してが仕上げ磨きが出来ると負担は軽くなるかも知れません。
また、歯の生えていないところは咬まれても痛くないので、口をあけてくれないお子さんは、奥の歯の生えていない部分
に指を一本挟んで頂くことで口が開きやすくなり、中が見やすくなります。ぜひためしてみてください。
乳歯が生えそろう頃は自我も出てきているので、自分でやりたがることが多い思います。
自分で磨いたあと寝転がって仕上げ磨きもする、と習慣となるよう頑張ってください。
歯と歯の間がきつい子はフロスも併用もおすすめします。子供用のヘッドの小さいフロスもおすすめしています。
一気に全部がんばろうとすると時間もかかりますし、長い間じっと出来る子はなかなかいません。
嫌がってしまうようであれば一度に全部磨くのではなく
朝は下の歯をよく磨いて、夜は上の歯をよく磨いてあげたり、
今は前歯だけ、後で奥歯だけ、など、数回に分けてでも構いませんので磨いてみてください。
食後に磨くのが理想的ではありますが、眠くなってきてしまうとなかなか大変です。機嫌のいい時に少しずつ、きれいな状態の歯をキープできるように毎日がんばってあげてください。
ひとりひとり、歯の大きさ、歯並び、歯の質、唾液の質などそれぞれちがいます。
検診ではお口のなかをチェックしてその子に合ったみがき方や注意したほうがいい場所などを説明させていただきます。
歯ブラシの当て方やサイズなどは、今使っている歯ブラシをお持ちいただければ、いつでもお話させていただきますので、お気軽にご相談ください。
次回は生え変わりが始まる時期のお話をさせていただこうと思います。